逃げ切る

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1997年11月16日、第78回全国高校サッカー選手権県大会決勝戦は母校と小野田工が対決。

母校は前日に行われた準決勝で西京戦を激闘の末に辛勝という過酷な条件の上に

ゲームメーカーを累積警告による出場停止など、主力選手が2人を欠く苦しい布陣。

苦戦必至の臨んだゲームは立ち上がりからリズムをつかんだ母校が果敢に攻め続けて、

前半25分、コーナーキックから高松選手(現・大分)がヘディングシュートは相手GKが

一度は弾いてクリアするものの、その球を反射的に高松選手がボレーシュートで決めて先制。

欲しくくてたまらなかった1点を奪い、母校がゲームを支配していくかと思いきや

ここから小野田工の怒涛の反撃が始まり、我らのゴールにはシュートの雨嵐。

これをGKやDF、そしてクロスバー?やポスト?まで根性で守り抜いて試合終了。

本来なら感動で泣いてしまいそうなゲームでしたが、極度に緊張した戦いだったために

もう声が出ないくらい身体の水分がなくなり、喜ぶ元気も残っていませんでした。

そのため、夜になって自宅でテレビ中継のビデオを繰り返して見ながら

感動の場面に興奮しては何度もビールで乾杯して、ようやくアルコールの涙が出ました。


多々良学園1-0小野田工

――――――――中山①―――横山③――――――――
―――――――――――渡辺典③――――――――――
――原田知②―――――――――――――原田直②――
―――――――――――浜中②―――――――――――
―――高松①――西里③―――山藤③――大下①―――
―――――――――――藤村③―――――――――――