高校サッカー戦国時代

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今日行われる高校サッカー選手権県大会決勝戦宇部高校v.s.豊浦高校は、ともに
進学校だけにどちらが勝っても選手権初出場のフレッシュなカードになりました。
  
従来、山口県進学校は6月の総体予選が終わると3年生部員は受験勉強の
ために引退していましたが、大学入試の多様化や最後まで文武両道を突き通す
選手など、これまで違って選手権県大会への参加選手が増加。また、数年前から
山口国体強化のために中学時代は県内各地域での練習会や高円宮杯U-15などの
公式戦による実践経験が豊富になったため、各チームの選手能力の差が減って
実力が肉薄しています。
 
それを証明するように、ここまで宇部は母校と昨年度代表の山口に勝ち進んで
自信と実力を深めていき、対する豊浦は近年着実に力を付けている聖光高校を
準々決勝で激戦の末にPK戦で勝ち、さらに今年度総体出場の西京高校を同じく
延長戦の末に振り切り、勢いに乗って決勝進出を果たしました。
 
だからこの両校の決勝戦進出は奇跡でもまぐれでもなく、さらに付け加えれば、
昨年度の選手権県大会準決勝の山口v.s.小野田は、勝負が延長戦に縺れるほど
激戦の内容で、組み合わせが違えば決勝戦で対戦した可能性が高いだけに
進学校の台頭は今年に限ったことだけではありません。
 
まさに戦国時代になった山口県高校サッカーを象徴する決勝戦
両校の健闘を心より祈っております。