国立最蹴章

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本田圭祐選手はACミランのメンバーとして、イタリア・セリエAデビュー。
ついに子どもの頃からの夢が実現する。なんて素晴らしいことなんだ。
 
その数時間後、今度は出身校の後輩たちが高校サッカー選手権決勝戦
ピッチに立つ。本田選手に憧れ、その恩師の元に集まってきた選手たち。
野望と浪漫に満ちている。
 
ゲームは先制し、追加点も奪い、勝利に手が届いていたが、準決勝と
勝戦だけは45分ハーフという試合時間に思わぬ流れが待っていた。
残り3分に失点し、アディショナルタイムにPKを与えて追いつかれる。
 
まさかまさかの出来事。ただ、まだ終わっていない。仕切り直しの延長。
必死な思いで戦い続けた。しかし、心の焦りからファールが生まれて、
地に足がつかなくなる。そして、ついに延長後半に無情のゴールが割れた。
 
優勝した富山第一。寒さの厳しい北陸生れの選手ばかり。そんな芯の強さが
ここ一番の試合で潜在能力をフルに発揮させたのだろう。定年退職する部長。
親子で全国制覇を目指したチーム。ここで勝たなくてはならない動機の
強いチームが勝ったのだ。
準優勝の星陵。ここまでよくやったや健闘したなんて言葉はいらないだろう。
彼らはみんな本田選手の遺伝子を持つ後輩たち。悔しさをどのようにエネルギー
変えていくのかを知っている。この糧は今後の戦いに生かすに違いない。
 
両チームの選手の皆さん、良い試合をありがとう!数々の名勝負の舞台だった
国立競技場のファイナルゲームにふさわしかったぞ。めいっぱい見せてくれた
白熱した闘志に心が震えた。あらためて高校サッカーは美しいものだと知った。
 
さあ、そこで次だ!新しい戦いが始まったぞ!開始のホイッスルが響いている。
私も心を新たに母校サッカー部を熱狂しながら応援していきます。
どうかこれからも夢と希望を胸に抱いて、みんなで頑張っていきましょう!!!