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昨日、山口県美術展会場で大賞受賞者・小田善郎さんによる自作を語るが行われた。高校3年生の時、学校の図書館にあった美術全集で見たノルウェーの画家・ムンクの「思春期」に衝撃受けて、大学では偶然にもムンクの研究者と出会う。北欧ルネッサンスに憧れながら、人の表情を創作する思いは一気に加速していく。結婚後、家族とのドライブの中で、子供が寒さのあまりしかめっ面した瞬間、これを絵にしたいとひらめく。「顔」へのこだわりが本格的に活動する出発点になった。

そして、月日が流れて、退職後に東京で...初めて開いた個展。一から画家として活動するために、自分よりも年下の来場者にも積極的に意見を求めて、面白いと思うことは、すぐに取り入れていった。キャンパスの張り方、額縁を使わない展示スタイル、作品のコンセプトなどなど、これまでの自分が知っている美術より、これからの生き抜いてために新しい創作へのアイディアこそが大切なのだ!

やっぱり小田ワールドは熱いままだ。いや、むしら私が知る限りのこの30年間で、もっとも熱い魂を感じる。小田さん曰く、「山口の若者と切磋琢磨したい!」。さあ、どうしましょうか若者諸君。この機会に一緒に学び、みんなで素晴らしい創作を目指していきましょう!

■第8回山口県総合芸術文化祭・第68回山口県美術展覧会
会期 2014年10月2日(木)~19日(日) 休館 10月6日(月)
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 山口県立美術館 ウェブ http://www.yma-web.jp/
観覧料 一般500円、学生400円、70歳以上・高校生以下無料