鍛える

アスリートは、百ヤードの準備のために一万マイル走ることもあるだろう。量は経験を与えるのである」という名言がある。

美術家も同じようなことが言える。この世に美術家を目指す人は五万といる。そんな腕に覚えがある人たちがひしめく中で生き残るには、まず身近でできることから始めて、基礎力を固めていくことが大切になる。いろんなことで自分の才能を試して、少しでも手応えを感じられれば、トレーニングして鍛えることで発揮できるようになる。

いわゆる美術家になれる可能性は誰にだってある。その人らしい個性を探求して、創意工夫と試行錯誤を繰り返せば、独自性のあるものを掴むことができる。つまり、美術家になりたい信念を貫き通すために、独自性のある道を進む勇気を持つこと。どんな状況になったとしても、美術家になろうと決意して努力すれば、いつか思っている通りに呼ばれるだろう。