名物

 

その昔から土地土地には「名物」と呼ばれる個性豊かな人がいる。それは仕事や学術での優れた功績があるというより、周囲の人たちにユーモラスな人間性で明るさを感じさせる人のことだ。

私の身近にもそんな人がいる。高校生の頃に初めて出会った。こちちはしっかり年を取ったけど、あちらはずっと変わらないまま。いつも不思議な空気を漂わせて、知らない内に微笑みを誘ってくれる。人が気づかない価値観をソフトな言葉で教えてもらえるのだ。昨日の夕方、寿子さんと映画の話題で盛り上がっていた。どこかアバウトだけど、文化を語り合うにはちょうどいい！また会いたくなる人だな～。それを名物というのだろう。