美術という実に矛盾が多い世界。めちゃくちゃ上手いと言われる作品だけが称賛されるのではなく、とことん下手くそな作品だったら、それはそれでその人にしかできないオリジナリティーがあって認められてしまう。だから中途半端がいけない…ではなくて、ほとんどの作品は上手いでも下手でもなく、そのどちらの要素を兼ね備えていて、鑑賞者の主観によって良し悪しを判断されるから簡単には言い切ることはできない。しかも同じ鑑賞者であっても年齢が変わった時に同じ作品でも感想が変わることもあるからややこしい。そんな美術の世界は矛盾が多いのが魅力なのだ。その日その時その瞬間に感じたことを純粋に思える世界だから面白い。「これでいいのだ！」は最高なのだ！※画像は陶芸家の大和佳太君と広告業に携わる寺田幸子さん。個展のお知らせと担当しているフリーマガジン「mamatoko」（ママトコ）を持って来てくれました。どちらも活躍を楽しみにしています。
