熱望

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若い頃、たくさんの大先輩に可愛がってもらえた。若輩者が目上の方に道を教わる時代。恩人の1人に田口克己先生がいる。先生は長年教育者として尽力を注ぐ傍ら、画家としても情熱を燃やし、山口市の文化を牽引されていた。温厚で優しいお人柄。絵も上品でジェントルマン。田口先生は天へ旅立たれた後、未来の山口市のために寄付をして、それが基金になって「やまぐち新進アーティスト大賞」が始まった。美術は特殊なものでない。多くの方々に愛され親しまれるものだ。タグチイズムは平成の時代になっても色褪せることはない。そして、このたびバトンを受け取った美術家・山口功君。彼は美術を普及させるためのアイディアが豊富だ。技術や知識だけでなく、美術家のあるべき姿も知っている。これから市内の小中学校でワークショップが開催されることを期待する。先生は美術の種が蒔かれることを熱望されていた。きっと草葉の陰で喜ばれるだろう。とにかく良かった!おめでとう! ※第8回やまぐち新進アーティスト大賞決定 http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-syph…/…/info/detail.jsp…