ことわざの「旅は道連れ、世は情け」とは、同行者がいると旅が心強く楽しいものになるように、世の中を渡るのにも、それぞれが互いに思いやりをもって助け合うことが大切であるという意味である。
人生は旅である。なぜなら、さまざまな土地でいろんな人たちと出会いながら、どこに留まることなく歩み続けるため、辿り着く先は生きている限り終わりはない。しかし、どうなるのか行き先がわからないからこそ、不安な気持ちになったとしても、それを真っ新な地図だと解釈すれば、夢や希望のある未来に胸を高鳴らすことができるはずだ。
それはそれとして、今年もギャラリーではたくさんの旅を作家さんとお客様のお力を頂戴して行うことができました。美術によって偶然必然のめぐり会いで紡がれて、素敵なドラマをいくつも堪能させていただき、誠にありがとうございます。明くる年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください。