第30代米国大統領 カルビン・クーリッジの「この世に、粘り強さに勝るものはない。才能?才能があっても成功できなかった例は枚挙にいとまがない。天才?報われない天才という言葉は、すでに決まり文句になっている。教養?世の中は教養ある浮浪者であふれている。粘り強さと断固たる信念だけが、無限の力を持つ」という名言がある。
この世の中、どのようなジャンルに挑戦しても、粘り強さほど大切なものはない。とにかく、粘り強さを持ち続けること。なんとかしよういう粘り強ささえあれば、たとえ壁が眼の前に現れた時でも、少しずつ乗り越えていくことができる。その継続する力こそが未熟さから成熟へと導き、人生をオリジナリティのあるものにしてくれるだろう。
美術の世界も同じようなもの。ほとんどの人の才能は生まれつきではない。やり始めは大したことなくても、努力を怠らなければ、個性豊かなものに磨かれてくる。平凡が非凡になるまでやり続けていけばいい。小さいことでも疎かにすることなく、丁寧に一つ一つ積み重ねること。いつでも初心者のつもりで、無我夢中に取り組んでいくだけだ。