父親が熱狂的な阪神ファンでスカウトとも親密という公然の事実から獲得を確実視されていたが、
阪神は無名の土庄高校・石床を１位で指名し、鈴木投手は近鉄に入団した。
この真相の裏側には鈴木投手を徹底的にマークしていたおかげで、
偶然、練習試合で対戦した大阪学院の２年生の左腕投手に出会い、
後日、当時の藤本監督と杉下投手コーチも見学に訪れて、
「日本有数の剛速球投手になるぞ」
と、二人の意見が一致したほどの逸材投手だったためだと言われるが明らかではありません。
ただ、この左腕投手・江夏豊の素質を見抜いたのだからスカウトの目は確かだったのでしょう。
ところで、昨日のオープン戦で登板しました小嶋投手は、
高校卒業時に中日が指名を表明しましたが、
一説によりますと阪神に入団するために迂回して大阪ガスに進み、
逆指名ができる昨年のドラフト１位で阪神に入団しました。
そんな小嶋投手のおかげで、地元・尼崎市出身で父親が熱狂的な阪神ファンという
関西大学リーグで活躍していた左腕投手がうさぎ軍に入ってしまいましたが、
小嶋投手の力量は本物だと信じていますので、やはり指名は正解だったのでしょう。
