公文知洋子展

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◆公文知洋子展
会期 2007年4月12日(木)~4月17日(火) 11:00~19:00

◆展示内容
裂・Fabric Art

serics 集(しゅう) AGGREGATION

裂織布の小片 それは新たな 創造の世界~

「マンダラ」は精神的にも美学的にも感動を与えてくれます…
種々なものが集まって美しい空間をつくっているのです。
そのような「集合の美」から放たれる深みのある色調や
リズミカルな美しさにとても心ひかれます。

AGGREGATION ― オリジナル裂織布の「小さな裂織」で構成した作品です。
         その無数の細片がマンダラのように、それぞれ独自の美しさを
         保ちつつ調和を持って、「集合の美」を放ちます。

裂織」は使い古された布を裂いて織り上げる、日本伝統の織物の一つです。
日本古来の藍染めの布や着物で「オリジナルな裂織」の創作を始めて四半世紀。
その制作過程で誕生する「小さな裂織」を集めて、
もう一度日本古来の布の美しさを表現しています。

◆プロフィール
山口市出身。山口中央高を卒業後、1962年女子美術短期大学造形科に入学。
織物会社デザイン室勤務を経て草木染作品を中心の制作に入る。
藍染め古布との出会いを機に以来四半世紀にわたり藍裂織の美しさや
裂織の可能性を求めてさまざまなファブリックアートを展開。
その創造空間「裂・Fabric・Art」の発表を続ける。
近年は海外への出品も多く、国際文化交流を深める。

2003年 著書「公文知洋子裂織の世界 裂・Fabric Art」(染色と生活社)を出版。
2006年 スイス・ベルンにてスイス、ポーランドの作家との3人展を開催。
◆主な出品歴
1989年 クラフトマンコンペティション準大賞(大賞なし)
1990年 日本クラフト展 テーマ部門賞
1993年 朝日現代クラフト グランプリ