高校スポーツって?

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春にドラフト裏金騒動の余波から高野連は野球部特待生の撤廃を通達は、
特待生の違反基準の曖昧さや家庭への経済負担増などの直面する問題を
何も考慮せずに行おうとした時代錯誤的な号令に非難が生まれましたが、
昨日、高野連スポーツ特待生の解約手続きが完了したと明らかにし、
376校7971人の特待生のうち、
特待内容が入学金免除などで解約同意書の提出が必要ない
316人を除く7655人が解約に同意して決着したそうです。

まあ、「特待生制度撤廃」は良かったのか悪かったのかは
5年、10年くらい時間が経たないと明快な答えは出てきませんが、
おそらく「ゆとり教育」と同様に野球能力の低下が心配ではないでしょうか。

私は高校生のスポーツ特待生制度は個人的に必要だと思っています。
なぜならスポーツ選手の寿命は他の社会と比べて短いために
一番技能が発展できる高校時代は多くのトレーニングを積むには
遠征費や道具代などの必要経費が生まれ、
話題になっている高校生ゴルファーのような裕福な家庭の選手ならともかく、
一般家庭の選手なら家計の負担を軽減できる特待生制度は、
その才能を育成できると手段だと考えています。

ちなみ高校サッカー高校野球と違って
Jリーグの下部になるユースチームや
プロ選手が直接指導できるなど多くの面で開かれ、
また、小学生のクラブチームも増加して、
全国的に普及に成功していますが、
良い指導者や良い設備などを持つ高校(ユース)と
普通高校とではサッカーを学べる格差は大きく広がっていますから
やはり問題がない訳ではありません。
ただ、それは義務教育でない高校ですし、
プロ社会へ入りたい選手にとっては良い環境だと思います。