裂・Fabric Art 公文知洋子裂織作品展

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今年、当ギャラリーでも個展がありました山口市生まれの
裂織(さきおり)工芸家・公文知洋子さんが名古屋市で新作展を開催いたします。

―裂・Fabric Art― 公文知洋子裂織作品展

日時 2007年10月22日(月)~30日(火) 11:00~19:00(土、日、30日は17:00まで)
会場 ギャラリー手児奈 愛知県名古屋市中区千代田3丁目14-22

公文さんは山口中央高を卒業後、女子美術短期大学造形科に入学。
織物会社デザイン室勤務を経て草木染作品を中心の制作に入り、また、同時期に藍染古布と出会い、
その後、失われていく藍の伝統文化に新しい風を吹き込みたいと想いから藍の裂織が創作の中心となる。
厚くて重いという従来のイメージを払拭し、繊細で透明感のあって柔らかい素材を創り出そうと、
あらゆる可能性を追求して現代的な生活空間でも楽しめる作品を創作されています。

今回の作品展では「藍染古布」の裂織から「はおる」をテーマにコートやブレザーなど。
KUSHU-KUSHUシリーズはスカーフやマフラーなど「まとう」もの。
「集」と名付けられた小片の集合から額などの「飾る」もの。
公文さんの裂織の世界の新作をご覧いただけます。

◆主な経歴
1989年 クラフトマンコンペティション準大賞(大賞なし)
1990年 日本クラフト展テーマ部門賞
1993年 朝日現代クラフト展グランプリ
2003年 著書「公文知洋子裂織の世界 裂・Fabric Art」(染色と生活社)を出版。
2006年 スイス・ベルンにてスイス、ポーランドの作家との3人展を開催。

裂織」とは…使い古された布を裂いて織り上げる、日本伝統の織物の一つです。
日本古来の藍染めの布や着物で「オリジナルな裂織」の創作を始めて四半世紀。
その制作過程で誕生する「小さな裂織」を集めて、
もう一度日本古来の布の美しさを表現しています。