Text to Speech

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山口情報芸術センターでは7月21日に1997年以降、ヨーロッパや南米を中心にダンス作品を発表し
常に話題を呼んできた振付家・ジル・ジョバンの新作「Text to Speech」を日本で初めて上演します。

■ジル・ジョバン「Text to Speech」■

日時 2008年7月21日(月・祝) 14:00~
会場 山口情報芸術センタースタジオA 山口市中園町7-7
入場料(全席指定) [前売]一般2000円、any会員・特別割引1700円、[当日]2300円
※未就学児入場不可
※託児 有料 公演日の1週間前までにチケットインフォメーションへ要申込み。
※車椅子席・補聴システム 事前にお問い合わせください。
※特別割引 青少年(18歳未満)、シニア(65歳以上)、障がい者及び同行の介護者1名が対象
振付・舞台美術 ジル・ジョバン
出演 カンパニー・ジル・ジョバン(ジャン=ピエール・ボノモ、リチャード・カボレ、スン・イン・
クオン、ジル・ジョバン、スザナ・パナデス・ディアスルディ・ヴァン・デルメルヴェ)
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コンテンポラリーダンスの新時代を築く振付家ジル・ジョバン
パリ市立劇場を満席にした話題作とともに日本初紹介

1997年以降、ヨーロッパや南米を中心に11作品のダンス公演を発表してきた振付家ジル・ジョバン。
自分と他者、性差、人間と物質といった関係性を、身体を介してゲームのように表現する独自の
アプローチと、ダンサーのユーモラスな動きを特徴とし、世界各地で注目されています。

今回の公演「Text to Speech」では、世界各地で勃発する内紛や戦争を題材に、人と情報との関係性を、
ダンサーの身体と映像や音声から流れるテキストによって描き出します。
2008月3月、パリ市立劇場1000席を満員にした本作が、日本で初めてYCAMに上陸します。

身体を取り巻く圧倒的な情報。架空の紛争を描く最新作。

...静かにパソコンに向かう6人の男女、そして張り巡らされたロープと炎上するスクリーン。
パソコンから流れてくるニュースによって、パフォーマーは次第に身体のバランスを失い、他者と自分自身を
傷つけていきます。さらに、舞台上の出演者は、音声ソフト"Text to Speech"が読み上げる紛争のニュースに
シンクロするように踊りだします。
こうした様子は、様々なメディアに囲まれて生活する私たちの「崩壊する個と個の関係」ともいえます。
実在する紛争、遠く離れた私たちの目と耳に増幅するニュースや映像が創り出すイメージとは...。
ここにはジル・ジョバンからの明確な答えはありません。観客は舞台に答えを求めるのではなく、
舞台上に描き出される世界を通して<思考>するという形でこの作品に<参加>します。
そして、私たちの生きる<世界>とはなにか...を考えるきっかけを得るのです。

http://www.ycam.jp/
山口情報芸術センター