人間は、試練に立ち向かう強い心を常に持たなければならない。
不幸や敗北に屈しない勇気と頑強さ、そして困難の時こそ
自身を試すという決意なくして、本当の人生を生き抜くことは難しい。
「今日の敵は明日の友」ということわざがある。スポーツ世界は戦ったその日は
ライバルであるが、引いて考えれば同じ競技で同じ夢を持つ仲間同士でもある。
私は母校が選手権へ出場できなかった3年間は県の代表チームを応援していた。
悔しいけれど他のチームの足を引っ張るような気持ちではいけない。勝負の世界
である以上は敗者になる時もあるが、それに屈しない心を意識して育まないと
勝者になるための品格がいつまでも備わらない。屈辱を与えてくれた彼らの長所を
見つめて、自分たちのエネルギーにすることが大切だと思う。
だから私は矢板中央を応援しています。もちろん優勝することがあれば母校の
評価が大きく変わることを知っているからです。どうか１つでも多く勝ち進み、
我らの想いを浄化してください。
