炸裂

イメージ 1
 
物理的であれ、なんであれ、いつも自分のやることに制限をしてしまうと、
それはあなたの仕事や人生にも広がってしまう。
限界などない。停滞期があるだけだ。そこに留まってはいけない。
それを超えて行くのだ。
 
                               ブルース・リー
 
小学生の頃にカンフー映画燃えよドラゴン」があった。主演のブルース・リー
カンフーの達人。強くて派手なアクションのヒーロー。カッコイイ姿に憧れた。
そんな映画を思い出す瞬間があった。その昔の母校のゲームでのことだった。
スコアは1-0でリードしたまま後半ロスタイムへ。勝利は目前にあった。
しかし、一向に試合が終わらない。ほぼ中断はなかったはずなのにどういうことだ?
手元の時計は刻々と進んでいくがプレーは続いて、ついに追いつかれしまった。
最後まで諦めずに頑張った相手の粘りは見事だったが、実はこのゲーム中にも
不可解な判定が幾つもあって、さらに謎のロスタイムとあり得ないことばかり。
グランドに降りて、審判を捕まえて「公平なのか?」と問いただしたほどひどかった
おそらく母校の選手たちも同じ気持ちだろう。延長戦はみんな鬼顔になっていた。
そんなゲームに決着を付けたのはスーパープレーだった。
延長後半1分、相手陣深くの左サイドからのロングスローをFWの選手が
ヘディングでゴール前に浮かしたボールを待っていたエースが電光石火の
オーバーヘッドキックでゴールへ炸裂させた。決まった!でも決まっても喜ばずに
ブルース・リーのような表情で仁王立ちしたエースの姿は今でも忘れられない。
やはり映画よりも凄いことがピッチで生れるから応援はやめられない。