一所懸命

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一般的には「一生懸命」と表記されるけれど
私は「一所懸命」と書く方が正しいと思う。
 
なぜなら、ただ一カ所の井戸を
ひたすら掘ることが懸命に生きることだから。
 
自分は詩人として一つの井戸を掘り続ける。
どこまで掘ったら水脈に当たるかなんてわからないけれど。
 
                            田村隆一

この数年間、ほとんど山口県内から出ていない。
 
それは不景気のために旅費がなかなか捻出できなくなったことや
 
あちらこちらから小さな御用をいただけて動けなくなったからだ。
 
しかし、面白いもので見聞を広めるために動き回っていた時よりも
 
自分の感性が磨かれている。
 
きっと、都会で新しいものに触れたという変なプライドが邪魔して、
 
地元にある面白いものを見落としていたのだろうな。大いに反省だ!