納豆

 

子どもの背がなかなか伸びない。大きくならないという悩みから、プロテインやサプリメントを

 

飲もう、あるいは飲ませようと思うようです。けれど、本来、栄養素は食べものからバランス

 

よくとるべきものです。プロテインやサプリメントなどで極端な栄養のとり方をすると、臓器、

 

特に肝臓に負担がかかります。また、サッカーなどの運動をしていて疲れているなら、

 

よけいな負担を肝臓にかけることになり、よくありません。

 

さらに、成長期は臓器が成長する時期。食べものを体に入れて、消化、吸収し、それをエネ

 

ルギーや、筋肉、骨に変えて行く機能を作って段階です。その大切な時期にプロテインや

 

サプリメントのようなものを使い、ダイレクトに栄養を入れてしまうことがいいとはとても思えま

 

せん。食料がなく、栄養状態が悪い場合に栄養補助として使うのならともかく、これだけ食べ

 

ものがあふれているのですから、やはり、しっかりと食事から栄養をとりたいものです。

 

　　　　　　　　　間宮裕子栄養アドバイザー　著書「名古屋グランパス　勝利食堂」より

プロテインよりも納豆！関節系のケガには、ネバネバものの納豆やオクラに

入っているコンドロイチンがお勧め。また、筋肉系のケガなら良質なたんぱく質。

肉に偏らずに魚や大豆製品と合わせると効果的など、この著書を読んでいると、

大人になってからも何気なく食べていたことをどこか反省させられます。

そして、やっぱり食は奥深くて面白いものだと思いました。