われわれの運動は、脳という情報器官からの出力である。
出力の調整には、入力から出力までの全経路を考えなければならない。
出力したら、それで終わり。そういうわけにもいかない。
出力自体がつぎの入力の準備するからである。
出力、入力、出力、また入力というループをくり返しながら、われわれの運動は続いていく。
歩くときだって、歩くにつれて、目に入る景色は刻々と変わっていくのである。
同じ動作で何度も練習していると身体は少しずつ覚えてしまう。
練習によって新しい回路を作って、無意識のうちに動けるようになる。
問題はそれをさらに改良する時。一度覚えたことをリセットするのは難しい。
だからこそ、若い時にしっかりとした基本を学び応用できるようにしましょう!