文化

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小さなものも見逃さずに感じる鋭い感性を持っている。狭い国土でも、小さな居住空間でも、豊かに暮らせる術が身についている。いわゆる日本人!本来、日本人が持っている文化。幸せの基準を何にするのか?それは心の持ち方次第で決まっていく。心という存在を信じている。それが自然の中に、身近な場所に、創造を生み出す。繊細な感性を持つ民族だ。

末永史尚君の作品にも、通じるものを感じている。大きな空間の中に存在する小さな作品。ボリュームはないけれど、作品は周りの空間を生かし、そして、全体を作品化...させていく。何もない、白地の余白に「思いやる」力がある。見えないからこそ、見えてくるものがある。日本人の遺伝子に呼びかける作品たち。慈しむ心、美術を愛する精神から生まれている。

なお、ただいま末永君が参加している群馬県立近代美術館でのグループ展の模様は、7月13日(日)午前9時、日曜美術館NHKEテレ)「色彩はうたう ラウル・デュフィ」の特集後に放映されます。どうぞご覧ください。※日曜美術館公式ウェブ 
http://www.nhk.or.jp/nichibi/

■開館40周年記念 1974 第1部 1974年に生まれて
小林耕平、末永史尚、土屋貴哉、春木麻衣子、水野暁、宮永愛子
会期 2014年6月28日(土)〜8月24日(日)
時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(7月21日、8月11日は開館)、7月22日
会場 群馬県立近代美術館 
http://mmag.pref.gunma.jp/
観覧料 一般 610円(480円)、大高生300円(240円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等お持ちの方と介護者1名は無料