気概

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山口の美術をよくするのは、ゴッホでもなければピカソでもない。この俺なんだぞ!と熱く燃えられる美術家は昔に比べたら減っている。似て非なる野心に満ちた人はそれなりにいるが、山口を背負ってやるなんて気概を持った人にはなかなかお目にかかれない。現実的になったのだろうか。いやそうでなく、表現の自由と個性の許容範囲は広がり、美術表現は多様化したため、単純に言い辛くなった。大部屋ではなく、小部屋が増えたからだ。それでも「何が何でもやってやるんだ!」と言って欲しい。将来は今よりも良くしてやる...気持ちであって欲しい。美術家は夢を売るのが仕事だ。ワクワクさせるオーラこそセールスポイント。自分の創作が世の中を変える。そう信じて活動していく。本物の美術と呼ばれるために愚直な人であろう!

■第8回山口県総合芸術文化祭・第68回山口県美術展覧会
会期 2014年10月2日(木)~19日(日) 休館 10月6日(月)
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 山口県立美術館 ウェブ 
http://www.yma-web.jp/
観覧料 一般500円、学生400円、70歳以上・高校生以下無料
※画像は2007年のHEARTに出品した手嶋大輔君の作品。