没頭

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高校時代、臼杵さんは放課後の美術室で夢中になって制作してしまい、寮へ遅く戻ったら門限を過ぎていて閉め出されたことが何度かあった。それは彼女の父親が画家だったため、子供の頃から見よう見まねで絵を描いていた。創作はいつもいつも楽しい時間。早くから自分の好きなものに出会っていた。だから絵を描き始めたら時間の観念はなくなり、完成できるまでやり通す意思が強く働く。そのために生まれたエピソード。時は流れた今でもこのスタイルは変わらない。創作し始めたら潜在意識を起動させて、エネルギーをフルに燃やしてしまうのだ。いつも臼杵さんは自分なりに工夫をし、たくさんのことを努力している。まだまだこれからやるべき課題は多いけれど、創作への意欲は満々とある。どうかこれからも佐藤さんをはじめ多くの仲間たちと切磋琢磨して、自我の意識はないまま目の前の創作へ没頭していくことを期待しています。

臼杵万理実・佐藤文恵2人展 2016年4月8日(金)ー17日(日) 11:00-19:00