浄化する

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約30年数前、地域情報誌の表紙を制作していた年上の画
家と知り合う。当時、私は20代前半。美術について右も左もわからない若輩者。それなのにフレンドリーな態度で接していただく。フラットな人間関係。初めからよくダラダラと身の上話や夢を語り合った。お互いに暇な時代。画家のアトリエで夕食もしないまま、午前様なんてこともざらにあった。その後、私を介して洋食屋さんに売買した一枚の絵が都会の画商さんに目に留まる。たまたま偶然に出来事。そこから画家の道は開けていった。バブルが崩壊したばかりの画壇にデビューする。本当に良かった。嬉しかった。今現在も多くのファンに支えられて活動されている。画家曰く、大波は来ないものの小波が続いているおかげだと言う。私に言わしたら美術に対して純粋な思いは、節度や自制の習慣をもたらし、創作への喜びに満ちた人生になっただけ。つまりで画家として生きられること以上に欲がない。不純なものがないから人を惹きつけて魅了できるのだろう。これからもご活躍を祈ってます!