2026-09-01から1ヶ月間の記事一覧
時々、「美術家になるには、どうすればいいのですか?」という質問をされる。もちらんこれは一般の美術愛好者の素朴な疑問。従って美大で学ぶや師匠のもとで腕を磨く、公募展で賞を取るなど、具体的な成功事例でわかりやすく回答したら喜ばれるだろう。 だけ…
漫画家水木しげるが幸福に生きるために実践していた「幸福の7か条」。頑張り過ぎず、自分の好きなことや自然体を大事にすると、結果的に幸せに近づくという考え方。表面的にはゆるい心得に思えるが、実際は人生についての深く考察した内容になっている。 た…
「大いなる若気の至りが個性の芽を育てる」という名言がある。若さ故の大きく既成の枠から外れるような無茶が、その人らしい個性を育てるきっかけになる。分別が足りず、勢いのままの行動は危なっかしいけれど、予想外の可能性を切り拓くこともある。 だから…
人はそもそも、なぜアートを観たくなるのか、なぜ触れてイメージを膨らまようとするのかは、ある意味、究極の問いだと思っている。なぜなら、一流のアートを観たところで、すぐに一流の感性になることはない。その人を豊かにするのに特効薬なんてない。 だの…
人は人と多様に触れ合うことで、どんどん成長していく生きもの。他者とコミニュケーションを取るうちに、自分の考え方の偏りや個性の違いに気づかされる。自分ひとりの努力だけでなく、出会いや対話、衝突や協力を通じて、ものの見方や価値観が広がる。 もし…
イソップ寓話の「ロバを売りに行く親子」とは、ロバを市場へ売りに出かけた親子が主人公。道中に出会う人たちから言われることを真に受けて、次々合わせて行動した結果、最後は川にロバが落ちて流されて、骨折り損のくたびれ儲けになってしまう物語。 周りの…
10年前、身近にある美しい景色を何かで残すには写真しかないと、漠然と写真表現に興味を抱いた高校1年生がいた。だけど、どうすればいいのかがわからなかった。そこでネットを利用して調べてみると、SNSを通じて初歩を教えてくれる高校生と出会った。 なんだ…
高校時代に見る夢とは、多くの場合今の自分の願望が反映された夢である。 現実よりも大きな理想や将来像を強く思い描いたりしやすい。とは言え、将来を明るく信じて前向きでいられる。希望にあふれた気持ちは、未来への期待を支えるための力だ。 とにかく理…
いわゆるチャンスとは大きく分ければ2種類に集約される。1つ目は偶然に訪れるもの。ことわざの「棚からぼた餅」のように、思いがけない幸運が突然舞い込んでくる。それ故、その瞬間だけ背中を押す追い風のことで、気まぐれで当てすることができない。 2つ目…
昨年7月下旬、山口情報芸術センター(YCAM)で開かれた「足立明男さんのもとに集う会」へ参列。1973年、足立さんは県立美術館設立準備室に着任して、まったくの白紙状態から美術館運営に深く携わり、副館長として大車輪の活躍で軌道に乗せていった。 その後1…
八百万の神とは、古来より神道において、自然の中のあらゆるものに神が宿るという思想のこと。それはつまり、山、川、木、石、風、火など、あらゆるものに神が宿ると神格化し、その神々が力を合わせることで、自然界を守るという考え方である。 いわゆる唯一…
禅語の「大道長安に透る」とは、中国の唐時代の都である長安へは、国のすべての道が通じてように、どんな修業も悟りへと通じていることを指す。これが転じて、特別な場所にだけ道があるのではなく、日々の行いの中にこそ道があるという意味で使われる。 つま…