取らぬ虎の皮算用

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優勝を直前にした先月28日に「村上ファンド」がタイガースの親会社である
阪神電鉄筆頭株主となったことが明らかになりました。
自分はこれを聞いた時に村上氏は大阪出身で阪神というものを熟知しているから
乗っ取りをしてしまうと虎ファンが離れて阪神の価値が大暴落してしまいので、
あくまでも「投資目的」だろうということと、
村上氏の存在が阪神ファンにとって敵なのだろうか、
味方なのだろうかということを考えました。
実はご存じのとおり阪神星野SDが監督でやってくるまでは球団フロントは悲惨なことが多く、
子供の頃から何度もお家騒動を見せられましたが、
現在の阪神はそんな時代がウソのように構造改革されて、
選手=ファン=フロントの三位一体の盤石な体制になった証が今回の優勝です。
だから順調にきているチームへ村上ファンドの話は青天の霹靂になってしまい迷惑な話のように思えましたが、
昨日のニュースで村上ファンド側は阪神を株式上場する提案してきたというニュースを見て、
阪神は親会社の支援がなくてもやっていける能力があるので面白い話だと思っています。
なぜなら昨年の近鉄オリックス合併に端を発した騒動は問題を先送りしただけで、
根本的なプロ野球を見直すことにまでは至たらず中途半端な状況ですから
今後のプロ野球発展のために見本となる提案であれば村上氏を支持したいと思います。
もちろん虎を喰いものするだけなら声高く批判していきますし、
そんなファンの夢の聖域を汚すのなら株も急降下して自滅するだけでしょう。
いずれにしても今のところは全てがハッキリしていないので具体的には言えませんが、
阪神ほど愛され支持されている球団はプロ野球が続く限り永遠に終わらないからこそ、
この騒動もファンを第一に考えた結末に期待しています。