史上初めて外国人監督と対決か?

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自らの作品制作に成功している美術家は他人の作品の長所に気がつき、
自らの作品制作に成功してない美術家は他人の作品の短所に気がつくような気がします。
これは自分の経験からなので理論的に正しくないかもしれませんが、
自らの作品制作に成功している美術家は他人の個展などで作品を見た時に
その中にある良い所に気がつく感性が優れていて、自分の肥やしにしていきます。
その逆で自らの作品制作に成功してない美術家は他人の個展などで作品を見た時に
その中にある悪い所に気がつく感性が優れていて、
自分を甘やかして、また、悪いものを吸収していきます。
だから成功している美術家はこれを繰り返して自分を磨き、
成功していない美術家は負の連鎖を繰り返して堕落していきます。
ただし、誰しも最初から成功していないのですから手探りで自らの創作スタイルを考えて、
辛抱強く発表しながらやっていくことは誰もがしている努力でしょうが、
やはりその過程で必要なことを学べる指導者(人)の出会いがあるかないかが運命だと思います。

始めにちょっと堅い話を書きましたのはパ・プレーオフ第2ステージでロッテというチームを見ていて、
短所を改善する指導ではなく選手の個性(長所)を尊重した指導方法でチームを強くしていった
ボビーバレンタイン監督の育成方法に感心させられたからです。
これは古い体質を持つ日本のプロ野球で正に黒船がやって来たように
ベースボールが持つ本来の意味を伝導していく熱い魂を見せつけられました。
正直、ロッテは勢いだけでなく強さを感じさせられましたが、
我らが岡田監督が今シーズン成長させた虎たちの能力はかなりのレベルで、
これは2軍監督から遠回りをして多くを学んだ指導力の賜ものでしょう。

ところでロッテが昨夜勝って日本シリーズに王手を懸け、
このままいくと史上初めて外国人監督が采配することになりそうですが、
ソフトバンクもこのまま引き下がることはないでしょうから
第3戦も注目しながら偵察してみたいと思います。