平成蜘蛛の糸
ホリエモンは株を操作する悪事を行った為に地獄へ落ちてしまいました。
しかし、プロ野球が縮小する危機を救うという生涯で一度だけ善い事をしていました。
そこでお釈迦さまは地獄の底のホリエモンを極楽への道へと案内するために一本の蜘蛛の糸を下ろして、
蜘蛛の糸をつたってホリエモンは地獄から極楽へと上り始めました。
ところが糸をつたって上っている途中でホリエモンはふと下を見下ろすと、
数限りない株を買った者たちが自分の上った後をつけていて、
このままでは糸は重さによって切れて落ちてしまうと思ったホリエモンは、
「この蜘蛛の糸は俺のものだぞ。お前達は一体誰のメールを読んで上ってきた。下りろ、下りろ。」
と喚きましたとたんに蜘蛛の糸がホリエモンのぶら下がっている所から切れてしまい、
再び地獄に落ちてしまいました。
これはお釈迦さまが極楽からこの一部始終をご覧になっていまして、
自分だけが地獄から抜け出そうとするホリエモンの無慈悲な心によって地獄へ落ちてしまったのが、
お釈迦様には浅ましく思われたのでしょう。
(この物語は当然フィクションです)
と、ホリエモンがいなかったら10球団の1リーグ制になっていたのかなと思い、
芥川龍之介の蜘蛛の糸をパクって書いてみました。