ピウカ湿原のゆきうさぎ

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一般に弱い動物ほど群れをなすと言われますが、
天敵が多いユキウサギは、なぜか一匹で行動します。
駿足で知られているウサギですが、
かすかな物音でもいち早く的確にとらえることができる長い耳、
幾筋もの草むらのトンネルを網の目のように張り巡らしている広いテリトリー、
雪原では固い雪面と柔らかい雪面をうまく利用してキツネの追撃をかわします。
人とサルはおもにまわりの様子を目で感じとると言われています。
ウサギには長い耳とすぐれた嗅覚を持つ鼻があります。
人とはますで違った感覚で生きているのです。
駿足であることと、
その鋭敏な感覚がユキウサギの生存を維持しているのでしょう。 
(コメント:本田哲也、河出出版 税込み1500円)

ピウカ湿原のゆきうさぎは絵本画家・本田哲也さんが
河出書房から出版された絵本で
日本最北端の高層湿原びふか松山湿原の四季と
北海道の自然の中で生きるユキウサギたちの物語です。

なお、北海道在住の絵本作家・本田哲也さんと、
山口県で絵本の普及活動をされている山本安彦さんが
コラボーレーションして1冊の絵本が出来上がりました。(芸文社・定価1.260円)

なお、その原画展を当ギャラリーにて開催しています。

タイトル おかあさんになったノラ原画展
会  期 2007年6月9日(土)~17日(日) 11:00~19:00(13日定休)