ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館所蔵展

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江戸時代に生まれた浮世絵版画は描く浮世絵師(絵師・画工)、
それに基づいて正確に版木を彫っていく彫師(彫工)、
彩色して和紙に摺り上げる摺師(摺工)から成り立つ作品で、
この他にも絵の具や和紙のクオリティ高めるために多くの職人たちが関わり、
当時の文化の推移を集めた先端芸術と言えるものでしたから
明治時代には有田焼や九谷焼などと並んで輸出されて外貨を稼いでいました。
ちなみに現代日本の文化で輸出されて外貨が稼げるのは
「アニメ」や「マンガ」というサブカルチャーと言われる世界で、
浮世絵も日常の生活や風物などを描いた漫画でしたから
歴史は繰り返しているのかもしれませんね。

ところで、萩市にあります山口県立萩美術館・浦上記念館で開催中の
「ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵」展についてご案内します。
この展覧会では浮世絵コレクションを世界に先駆けて紹介され、
鈴木春信、喜多川歌麿葛飾北斎歌川広重歌川国芳など、
浮世絵全盛期の絵師たちによる日本初公開となる163件の作品が展示されます。

ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵展

日時 2007年 9月1日(土)~10月8日(月・祝) 休館日:月曜日、9月25日(火)
開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
会場 山口県立萩美術館・浦上記念館 山口県萩市平安古586-1

一般1,000(800)円、学生800(600)円
( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
70歳以上と18歳以下の方、および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学する生徒は無料。