難波平人絵画展

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花の都・フィレンツェは芸術の都である。ルネッサンス芸術は十三世紀にこの街で発祥し、
富豪メディチ家の援護で約三百年間にわたって成熟した。
今も、往時のままに、栄光に輝いた建築や絵画が町の至るところに残っていて、
街全体が美術館のようである。
 中でもウフィツィ美術館ボッティチェリの「春」などの
イタリア・ルネッサンスの名作が二千五百も展示されている。
特にレオナルド・ダ・ビンチの「東方三博士の礼拝」は、未完性の作品だが、
構成力と下塗りの茶色に強靭な生命力を感じた。(文・難波平人:フランス・イタリア美術紀行より)
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11月25日(日)まで山口県上関町のご出身で二紀会監事、
広島大学名誉教授の難波平人先生の企画展を開催しております。
イタリアやフランスなどの世界各地をスケッチされた油絵作品をはじめ、
瀬戸内海や広島市内の水彩画など優しいまなざしで描かれた作品からは
あたかもその場所に立っているような空気が漂っています。
どうかふるさと山口県での凱旋展をご高覧いただきますようにご案内申し上げます。

■難波平人絵画展■
日時 2007年11月15日(木)~25日(日) 11:00~19:00 ※11月21日(水)休み
会場 ギャラリーナカノ 山口市中央1-5-14

■難波平人 略歴■

1941年 山口県熊毛郡上関町白井田に生まれる
1960年 山口県立柳井高等学校卒業
1964年 広島大学教育学部美術科卒業
1975年 安井賞展入選・賞候補(以後6回入選)
1976年 シェル美術賞展佳作賞受賞
1983年 二紀展同人賞、以後宮永賞、会員優賞、鍋井賞、栗原賞受賞
1995年 文化庁芸術家特別派遣(トルコ)
1996年 文部省在外研究員派遣(フランス、イタリア)
2002年 広島文化賞受賞
2004年 中国文化賞受賞
2007年 二紀会、文部科学大臣賞受賞

現在 二紀会監事、広島大学名誉教授