ナデガタインスタントパーティ“パラレル・スクール”

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茨城県守谷市にあるレジデンス事業を中心に展覧会、ワークショップ、レクチャー、コンサート、
映像上映会など数多くのプログラムを展開するアーカス・スタジオでは、
アーティストユニット「Nadegata Instant Party(中崎透+山崎大督+野田智子)」による
「フィクションドキュメンタリー映画」を中心とした展覧会
「Parallel School/パラレルスクール」を開催します。

■Nadegata Instant Party“Parallel School”■

公開撮影期間 2008年2月7日(木)―11日(月・祝)
展覧会日時   2008年2月16日(土)―3月2日(日) 11:00~18:00 月曜休館、入場無料
映画上映 各日12:00、14:00、16:00(上映1時間程度)
会場 アーカス・スタジオ 茨城県守谷市板戸井2418 もりや学びの里内
主催 アーカスプロジェクト実行委員会

■構成その1■
「フィクションドキュメンタリー映画」の上映
本展で上映される映画は、実際には行なわれていない「学校」をモチーフとした
“架空のワークショップ”「ナデガタ・スクール」のドキュメンタリーです。
劇中で行なわれる架空のワークショップは、約10名の参加者と共に昨年12月から2月の3ヶ月間に渡り、
全22回開催したと設定されています。
しかし、このドキュメンタリーは実際には一週間で撮影され、それぞれの役柄やシチュエーションは、
Nadegata Instant Partyによって事前に決められたフィクションなのです。
そして、それらの設定は映画を撮るために仕込まれた、いわば「素材」となるのです。
しかし、映画撮影に参加した出演者は、架空という設定で行なっているはずの撮影現場を通して、
いつの間にか新しいコミュニティを形成し、徐々に“役者”から“素の姿”となっていきます。
このような、“つくられたワークショップ”のドキュメントとリアルな “素の姿”が入り交じる
「もうひとつの現実」である映画を上映します。

■構成その2■
この「映画」がフィクションであるという“種明かし”の展示 
この映画撮影のドキュメント映像、登場人物などの設定に関する展示を行ないます。
また、この展覧会がどのように成り立っているのかも合せて展示します。

■構成その3■
「ナデガタ・スクール」関連オブジェの展示 
映画の内容や、架空のワークショップ「ナデガタ・スクール」で制作された
オブジェ/インスタレーションを展示します。
 
これらの構成によって、映画の中の3ヶ月という時間軸と、撮影の中の一週間という時間軸と、
現実に流れている時間軸が交差し、行き交う多層な現場をアーカスという舞台を使ってつくり上げます。

※オープニングパーティ『舞台挨拶』 2008年2月16日18:00~
※会期中の映画上映スケジュールについては、下記のサイトをご確認ください。

http://www.nadegatainstantparty.org/

Nadegata Instant Party| (中崎透+山城大督+野田智子)

本末転倒型パーティグループ。
2006年12月中崎透+山城大督+野田智子により結成。ある一つの目的を用意し、
その目的を達成するために作戦を企て実行する。これまでのプロジェクトに、
天井からぶら下がったバナナをとるために、訪れた観客を巻き込みギャラリーの床を70cm高くする
「インストールパーティー」(TOTAN GALLERY、2007、東京)や、
広島市吉島地区の住宅街にカップル限定のデートコースを作成する
「ブギウギインストールデート」(旧中工場アートプロジェクト、2007、広島)がある。

http://nadegata.exblog.jp/
(ブログ更新中)