建築の記憶-写真と建築の近現代-

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東京都庭園美術館では日本初の建築写真とされる熊本城を写したものから安藤建築などの
現代作家による作品まで、約400点を7章に分けて紹介する展覧会が開催されています。

■建築の記憶-写真と建築の近現代-■

日時 2008年1月26日 ~2008年3月31日 10:00~18:00(入館は30分前まで)
休館日 毎月第2・第4水曜日 2月13日、27日、3月12日(祝祭日の場合は開館し、翌日休館)
※ただし、3月26日は第4水曜日にあたりますが、臨時開館します。
会場 東京都庭園美術館 東京都港区白金台5-21-9
入館料 一般1000円(800円)、大学生[専修・各種専門学校含む]800円(640円)
小・中・高校生および65歳以上500円(400円)
※( )内は20名様以上の団体料金
※未就学児、障害のある方とその介護者1名、教育活動として教師の引率する
都内の小・中・高校生および教師は無料(事前の申請が必要)
※第3水曜日(2月20日、3月19日)は65歳以上の方は無料

主催 財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館  
後援 東京都、社団法人 日本建築学会  
助成 芸術文化振興基金、財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団  
協力 東京都立中央図書館、フォト・ギャラリー・インターナショナル、
(有)フォトグラファーズ・ラボラトリー  
協賛 戸田建設株式会社、東京ガス株式会社

[展示構成]
1章・建築と写真との出会い
2章・近代建築へのまなざし
3章・建築史学構築のための写真
4章・写真がとらえたモダンの相貌
5章・写真家の目、建築家の仕事
6章・日本建築の美
7章・現代写真の建築

建てられた地から動かすことのできない建築は、実際にそこを訪れない限り見ることはできません。
また様々な理由により形を変えられてしまったり、時代の変化とともに失われてしまうこともあります。
したがってわたしたちの建築体験の多くは写真によるものなのです。建築家の意図を的確に反映し、
表現してくれる写真により、建築は多くの人々に共有され、歴史の中で普遍化されていきます。
そして写真は時として建築家自身も気づかなかった建築の新たな魅力を引き出してくれることもあります。

展覧会には、記録として撮影された明治期の建築写真から、建築の魅力を独自の表現で切り取った
現代の写真まで、約400点を7章構成によって展示します。
竣工写真のみならず、構想段階である建築の模型を撮影した写真なども展示し、
建築家の構想から現実化へのプロセスも紹介します。
 
本展は、近現代の日本の建築を、同時代の写真家がどのようにとらえたかを辿りながら、
建築史と写真史の変遷と接点を概観する試みです。
これまで語られることのなかった建築と写真の関係を見据える視点を提示し、写真をとおして、
それぞれの時代の建築に対する人々のイメージを検証します。

http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
東京都庭園美術館