悲しいことも嬉しいことも

イメージ 1

今夜の試合を見ながらつくづく思ったのは、自分は阪神ファンとして勝つことばかりを

考え過ぎために結果としてシーズン当初から負けを許さないムードを創ってしまい、

それが今回の息切れにつながったのではないかと思い反省しています。

たしかに期待に応えて一時は13ゲームの大差をつけてくれ、

五輪派遣で矢野、藤川、新井と主力が抜けてもなんとかなると考えていましたが、

やはり相手は昨年優勝したチームだった上に実績のある3助っ人が噛み合い、

若手選手も適当に伸びてしまったら本物の勢いは簡単には止めることができなくなり、

今回のような屈辱が起きることは当たり前なのかもしれません。

もちらん、ここで岡田監督がもっと的確な采配をしていたらという疑念は湧きますが、

2003年に優勝した日に星野元監督が言った「しんどかった~~」という言葉どおり、

戦々恐々と熱く見つめる阪神ファンの勝利への要求を目の前にしては伸び伸びする時がなく、

我々ファンがその采配を萎縮させてしまったような気がします。

だから優勝への可能性が極めて難しくなった残り3試合をCSや日本シリーズへ向かって

タイガースらしさを求めた戦いを目指して、まだ終わらない今年のプロ野球

再チャンレンジしてもらいましょう!!!

P.S.
本日、明日からのグループ展のためにギャラリーに来られた美術家・吉村芳生さんが

「人間は生きている時にしか「嬉しい」や「悲しい」などを感じることができない。

死後の世界には「苦しい」ことがないのではなく、感じることができなくなっているから

「苦しい」がないだけだ。だから僕は生きている時に生きていると感じてもらえる作品を

常に描きたいと思っています」

と、語られましたように生きているからこそ悲しいことも嬉しいことも感じるものですね。