山口県周防大島町出身の星野哲郎先生が作詞された映画「男はつらいよ」の主題歌にある
ドブに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く
というフレーズのように、どんなことがあっても根のある美術家は遅かれ早かれ世に出てきます。だから山口県美術展などの公募展では傾向と対策を練らずに愚直に自分自身のスタイルを貫いて欲しい
と願いますけれど、やはり入選してこそ美術家だと考える人が年々増えているように感じます。
ところで、画像の手嶋大輔君が2006年に初めて山口県美術展へ出展して大賞に輝いたのは、
多様化してきた表現手段の中で、シンプルで観る者を癒す木の作品の暖かさが通じたのだと思います。
なお、手嶋君も参加している山口アートファイブ展は10月18日(日)まで開催しています。
■山口アートファイブ展■
参加作家