根っこ

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高校時代、陸上部へ所属して短距離(400m)の種目を中心だった競技生活は
県大会レベルでは、それなりに上位成績を収めていたものの、全国レベルでは
全く力量の足らない選手だったため、満足できる結果は残せませんでした。

ただ、「練習を真面目にする」というごく当たり前のことを3年間続けた自信は
これまでの人生の苦しいことがあるたびに「何か良い方法があるはずだ!」
と前向きに考える智慧の原点となり、高校競技生活では満たされなかったけれど、
社会に出てからは陸上競技をしていたことが大きな力になっています。

だから、もし自分がインターハイなどに出られる選手だったら…
と考えていた20代前半のめちゃくちゃ甘い自分は情けなく思い出され、

「むしろ全国へ行けなかった悔しさが人間を成長させる!」

そんな理屈としか思えなかったことが、ようやく「それは間違いなく本当だ!」
と確信を持って言えるようになったのは、卒業後、かなりの月日が必要でした。

ところで、2年連続高校選手権大会への出場を逃した母校ですが、
彼らがどれだけ本気に取り組んでいたのかは今からの人生で必ずわかることでしょう。

どうか旅立つ選手諸君の前途に幸多くありますことを心より祈っております。