熔解

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「鉄は熱いうちに打て」というが、精神が柔軟で吸収する力のある若いうちに鍛える
と成果が上がりやすい。ここ数年、私の周囲には美術家志望の若者が増えている。
その資質は今も昔もほとんど違わない。もし違うとしたら意外にも真面目さかな。
「四角いものは四角」、「丸いものは丸い」と、理屈で計って応用が効かない。
これはモノが豊かな時代に育つため、既成品に頼る傾向からそうなるのだと思う。
足らないモノを想像するより足らないモノはネット検索の時代はアイディアが縮まる。
だけど熱い対話していく内に柔軟性が生まれて、こっちが驚くほど短期間で成果を
表してくる。やはり若い時は錆が少ないからうまく溶けて柔らかくなるのだろう。