記念写真

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画像は十数年前に新聞掲載したコラムで、昨年春にも同じコーナーに執筆。
さすがに今読むと恥ずかしくなるほど未熟な内容ですが、自分がサッカーを
好きになった原点の出来事なので掲載しました。
 
なお、少しほど文章を補足しますと市内大会は各学校のAチームがAブロックへ。
それ以外はすべてBブロックのため、B以下の4チームが4グループに分かれて
出場。3チームによる予選リーグは全試合引き分けでしたが、得失点で決勝
トーナメントへ進み、準決勝は同じ小学校のCと対戦。ほとんど力の差がない
相手だったのでスコアレスの引き分け。その後のジャンケンも最後の一人まで
縺れる接戦の末に運よく勝って決勝へ。そこで対戦するBとは明らかに実力が
違うため、勝つ可能性はまったくなかったのですが、もしかしたらジャンケンまで
いけば勝てるかもしれないと一縷の望みを託して守りを固める作戦を実行。
それでも付け焼刃の戦術では勝てないはずでしたが、相手のBが油断し過ぎて
いたおかげで、こちらの思うままゲーム終了。この時点で勝利を確信したように
勝負のジャンケンでは6-1の圧勝。結果、一度もまともに勝っていないチームが
優勝してしまいました。この弱いものが強いものに勝った快感は、その後の人生に
おいて大きな力になったのは間違いなく、サッカーは面白いものだと考えるように
原点になりました。そして、そんな我らにいつも優しい眼差しでお世話してくれた
Sさんはサポーターの鑑。私はその後ろ姿を真似しているのかもしれません。
山口市って昔からサッカーに熱い街なのは、こういう縁の下の力持ちが
多くいるからでしょうね。