風を逃すな

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2007年6月16日総体予選準決勝。前年7月にオープンしたおのだサッカー交流
公園で初めての総体予選が開催された。母校サッカー部のメンバーは全国大会で
経験者も多くて能力は高かった。ただ、チーム要である主将が負傷のために欠場。
サッカーは試合が始まったらタイムアウトができない。リーダーシップを発揮できる
人間がいないピッチは理屈以上に厳しいものなのかもしれない。
私はこの日のゲームを観た時にそういう印象が持ってしまった。
それは3-0で相手にチャンスも許さないゲーム内容だが、もっと大差で勝っても
おかしくなかった。プリンスリーグでの戦いぶりと違ってピリッとした空気がない。
ゲームの中で誰かが引き締めないとまずいように思えた。
また、2試合目の戦いを観てライバル校の成長ぶりにより不安になった。
春に対戦した時より明らかに動き良くなっているし、チームに活気もある。
翌日、残念なことに不安が的中した。ゲームは観戦していないので何も言えない。
もし言えるとしたら相手は総体予選で一番成長したチーム。これがトーナメントで
勝ち進むには必要なことだ。ライバル校はその勢いのまま成長していき、
総体ではベスト16まで進出。その戦いぶりに強くなることとは何かを教わった。
 
そんな高い授業料を払って学んだチームは選手権予選決勝戦でリベンジ。
そして、国立のピッチへ突き進む素晴らしいパフォーマンスを発揮した。
この2年前、真夏にあった山防地区大会で1年生ばかりのチームで個性的な
サッカーをして優勝した時から信じていた「大輪の華」が現実に咲くことができた。
 
ところで、総体予選も佳境を迎えて、明日は準決勝、明後日は決勝戦です。
本大会は思わぬ戦いのスタートになりましたが、選手諸君は試合ごとに姿を変え、
たくましい表情へ磨かれています。
どうか心と精神を掛けあわせて、燃える魂で戦ってください。
 
がんばれ高川学園サッカー部!!!