昨年10月、山口国体があった。身近で観られる全国大会。
私は友人と迷わず少年サッカーの応援へ行く。会場は満員。
さすが国体なんだね~、と思いながらスタンドを隅々まで見渡す。
すると或る高校が選手全員と思われる人数で応援に来ていた。
近年、県大会で進境著しく成績を伸ばしているチームだ。
県内各チームが垣根を越えて力を合わせて戦うゲームに応援へ来るとは・・・
全国大会の空気に触れて、スポーツマンシップが学べるはずだ。
こういう小さな積み重ねは必ずや大きな何かへ繋がっていく。なんとも不気味だ。
間違いなく、もっとも注意をしなくてはならないチームなのだろうと思った。
そして、実際にやられた。このチームの周到な準備の前に倒された。
彼らはプリンスリーグで母校のゲームをスタンドから真剣に偵察するなど、
その旺盛な我武者羅さに押されてしまった。また、母校は攻略されたゲームだった。
その日、その時、その試合に勝つためには、にわかでは勝てない。
戦いは1日だけでないこと。そんな基本をあらためて考えさせられた。