表現できるかな?

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野球というものは言葉で表しやすい。少しルールがわかれば流れが見えてくる。
例えば・・・0-0で同点の8回裏、ヒット2本と送りバントで一死2、3塁になった
場面に4番バッター登場・・・というように攻撃側のチャンスだとハッキリとわかる。
 
これがサッカーになると簡単にはいかない。攻めと守りが瞬時変わるスポーツ。
だからコーナーキックのチャンスという場面でも相手チームにボールを奪われて
カウンター攻撃から喰らうと一気にチャンスからピンチになってしまう。
 
ちなみにこの流れを仮に表現するとしたら・・・0-0で同点で迎えた後半40分。
左サイドからのコーナーキックのボールは遠いサイドへ入り込んできた選手が
ドンピシャのタイミングでヘディングシュート。しかし、これは相手GKがパンチングで
ファインセーブして得点を防ぐと、今度は跳ね返したボールをディフェンスの選手が
奪ってセンターサークル近くでいる選手へパス。これが繋がると高速のドリブルで
相手選手を置き去りにして、GKと1対1になって豪快なシュート・・・という感じで、
言葉にすれば長くなるし、実際の動きは早くて字に表すのは非常に難しい。
 
だからサッカーって、言葉で表すよりもその時々に生まれる場面を心で感じる
スポーツなのだ。野球のように文字にした時の行間に想像する世界ではなく、
観衆は目の前に起きる世界を右脳で追い続けていき、音楽のように、抽象
絵画のように頭の中にビビットひらめいてくるものを楽しむ世界なのだろう!
 
それぞれのスポーツにはそれぞれの面白さがある。
サッカーはサッカーでしか味わえないファンタジックな世界を堪能しようぜ!