リーダー

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それと、ここでひとつ言わせてもらうと、世の中には完璧なキャプテンなんて存在しない
ということだ。魔法のステッキを持って、すべての問題をすぐに解決することなんて、
誰にもできやしないからね。
 
ただ、理想のキャプテン像は何かと言えば、やはりそれは責任感であり、経験であり、
寛大さであり、そして若手や新加入選手への手助けを自ら進んでやることが、真の
キャプテンだと言えるだろうね。
 
年齢やキャリアは関係ない。チームメイトは、キャプテンの態度や言動によって尊重
するものなんだ。そしてキャプテンは、クラブの哲学や重要なコンセプトをチームメイトに
伝えるという役割を担っている。よいときも悪いときも、常にそこにいるという存在で
なければならない。
 
キャプテンの仕事の8割~9割は問題を解決することにある。確かに優勝トロフィーを
掲げるのは、キャプテンの仕事の中でいちばん輝かしく華やかな場面ではあるけど、
それは最も苦労がいらない場面でもある。これを理解できない人は、キャプテンを
努めるのが難しいと思う。
 
        ビセンテ・デル・ボスケ(スペイン代表監督:世界王者リーダー論)
 
子供の頃から可愛がってもらっている母の友人は明るいキャラのおば様。
お人好しでお世話好きで、今も駅の駐輪場で管理しながら働いている。
先日、そんなおば様に出会うやいなや嬉しそうな顔で語り出したのは、
この春に卒業する母校の3年生が「長い間、お世話になりました」
と、わざわざ挨拶してくれたというものでした。「こういう若者がいるから
朝早くから辛い仕事だけど、頑張ることができるんよ・・・」と大感激した様子。
当然、聴いた私も礼節をわきまえた後輩に鼻高々。おば様と同じ位大喜び。
たった一人の美しい行動が母校の印象を大きく変えていくものですね。
自分もこんな後輩を見習って、行動を戒めたいと思いました。