21世紀になってから夏の甲子園予選で母校を生で応援したのは、
いずれも準々決勝の第4試合。しかも日没してナイタ―になった。
大暑の頃、燦々と照りつける太陽の下でのパワフルなゲームではなく、
キラキラと光輝く星空の下で、静かに勝利へ執念を感じさせたゲーム。
この夏、県大会の準々決勝は初めて2日間にわたって開催される。
選手たちや応援する人々の負担を考えても遅すぎる決断だと思う。
ただし、これで第4試合がなくなったのは、ちょっと惜しい。
カクテル光線に照らされたグランドは劇場の舞台のように美しいからだ。
しかし、ナイターでは真っ黒に陽に焼けた球児の姿は、どこかしゃんとしないもの。
やはり未来のある若人たちの夢は、お天道様の下がよく似会うものなのだ。