クリスマス市

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約460年前、山口にサビエルは来訪。その翌年12月にクリスマスをお祝いする会を開く。
そう、日本のクリスマスはここ山口から始まったのだ。ちなみに山口での宣教の許可ために
大内氏に献上した珍しい文物の中に絵画や銅版画があったと言われる。
だからクリスマスだけでなく、西洋美術も日本で発祥の地なのだろう。

そんな山口ある山口情報芸術センターで、ただいま開催中の「坂本龍一 ART-ENVIRONMENT-
LIFE」。人間のコミュニケーションの基本は言葉ではなく、五感で伝えあうものだと素直...に感じる
素晴らしい作品だ。

サビエルと山口の人々がクオリティーの高い通訳のいない時代に、どのようにやり取りしていたのか?これを複雑に考えていけない。めちゃくちゃ単純に、シンプルに考えたら浮かんでくる。目の輝き、
吐く息、顔の色や動作から感じればいいのだ。言葉で正しく知ろうとしていけない。心で相手の真意を
感じていけば国境なんてないんだ。

昔の人は観察力、関心力、想像力に長けている。感性が鋭くないと生きていけないからだ。最新鋭の
テクノロジーの作品を鑑賞して、こんなメッセージを感じた。嗚呼、面白かった。また、行ってみよう!

坂本龍一 ART-ENVIRONMENT-LIFE■
日付 2013年11月1日(金)~2014年3月2日(日)
時間 10:00~19:00
休館日 火曜(祝日の場合は翌日)、
※12月29日~2014年 1月3日は休館
※ 1月4日、5日「LIFE―fluid, invisible, inaudible Ver.2」は閉鎖
場所 スタジオA、スタジオB、ホワイエ
料金 入場無料
山口情報芸術センター  
http://www.ycam.jp/