確率

 

天皇杯みたいなトーナメントの戦いは一発勝負なんだけど、

「よく番狂わせが多い」と言われるじゃない。弱いチームが

強いチームに勝ってしまう、と。でも僕はそうは思わないわけ。

ようするに、「番狂わせ」という確率の問題なんだよ。

 

例えばコンサドーレがジュピロと10回戦ったとすると、実力的には、

きっと3勝7敗くらいだと思うんだ。ヘタしたら2勝8敗かもしれない。

でもね、その3勝なり2勝の1勝を、その日に持ってくるかどうかで

決まるんだよね。だからいつも一発勝負の試合の前には選手に言うんだ。

 

「お前ら、2勝のうちの1勝を今日持って来い！

あとは8連敗でもいいから」って（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡田武史

 

この考え方は素晴らしい！いや、サッカーに限らず、なんでも通じる。

 

確率が良くても駄目な時もあれば、悪くても上手くことがあるものだ。

 

楽観的な発想であり、引き締めて気合いを入れる言葉だと思いました。