見えない縁

 

小学生の時、社会科の副読本としてあった地図。日本全国から世界各地が簡単に掲載されたもの。それでも見ているだけで楽しかった。行ったことも聞いたこともなかった市町村。オリンピックで薄ら覚えている国々。それらを確認しては、ぼんやりと想像していた。

そこにはきっとこういう人たちがいて、こんな暮らしをしている。今のようにネットのない時代。情報が少ないから思い込むことができた。だから全く正解じゃないけど、正解よりも面白いことを考えていた。よそにいる人たちを豊かな心で感じていた。

とこ...ろで、本日、北海道旭川市の創作家・大谷泰久さんから旭川クラフト展の作品集が届きました。いつもありがとうございます。感謝しております。大切に拝読させていただきます。一度も行ったことのない旭川。大谷さんとは当ギャラリーでお会いできましたが、その他の皆様は直接のご面識はありません。

でも、こうやってお付き合いさせていただけるのは、みんな創作に夢があるからだ！お互い習慣や環境は違っても同じ幸せを求めている。これを例えるのなら大きな川に橋が架かっているのと同じ。お互いが思いやるから近づいて繋がっていく。日本には見えない縁を信じて生きる文化がある。周囲が海で孤立している島国だから生まれた文化。これが平和な社会を作っているのだ！これからもみんなで大事にしていきましょう！