中学2年生の時から絵画スクールに通う。主宰していた先生の母校の美大を意識し、また、先輩の高校生たちの後姿を見て、早くから東京の美大へ行くことを憧れる。好きな絵を思いっきり描ける場所へ行きたい！その真っ直ぐな思いは実って現役で合格。巨大な石膏像をカッコいい！と喜び、ワクワクしながら学生時代を謳歌する。卒業後はデジタルコミックの制作現場に飛び込み、その後、3Dデジタル制作会社を経て、現在はフリーで活動中。制作環境は変わっていったが、絵を磨き続ける信念はぶれたことはない。だから自分自身の可能性を新しく発見できるのだろう。創作というのは面白いもの。具体的な計画は立てなくても、ひらめく直感を活かしていけば、道は自ずと開いていく。これまでの種田和宏君の歩み方を見て、行くべき方向が正しかったら、才能は自然に磨かれていくものだと思った。※画像の種田君の作品です
■20年くらい前にムサビを卒業した人たちの展覧会 岡本よしろう（絵画・イラスト）、木村真由美（版画・シルクスクリーン）、種田和宏（イラスト・CGデザイン）、広沢仁（版画・シルクスクリーン）、前田和也（グラフィックデザイン） コーディネーター 岡本温子 日時 2016年3月11日（金）～21日（月・祝） 定休日 3月16日（水）
