境地

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50歳を過ぎてから楽しいと感じることが増えてきたのは、若い時にあった夢への思い込みが薄れたからだ。それは決して可能性を諦めたり妥協している訳ではない。それなりに人生を歩んでくれば理想と野心の違いがわかって、自分の意見を強引に押し通すやり方ではなく、周囲と協調して価値を創る面白さに気が付いたからだ。他力の本質を知って謙虚な気持ちが芽生えて、自分自身を一歩引いて考えられる客観性が備わっていく。若い頃は観念でわかっていたことが、ようやくその壁を壊して境地に至ってきた。たった1人できることには限界がある。仲間と力を合わせてやれば未来の夢は大きくなってくる。そんな人生の単純な基本がわかってきた。だから楽しいと感じることが増えてきたのだ。