広い視野

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論語にある「小利を見れば則ち大事成らず」とは、目先の小さな利益にこだわっていては、大きな仕事を成し遂げることができないという意味だ。これは美術にも通じること。美術はいろんな世界に触れながら一歩一歩の積み重ねていく。多様な文化が混在する中で地道に自分の個性を育てていく。どうしても時間がかかってしまうため、心の焦りからついつい大きなビジョンを忘れて、目の前の流行りものに手を染めやすく、その結果、どこにでもある似たり寄ったりした表現に陥るのだ。そうならないためにいつも未来の存在を意識する。これから先にある大きな夢を信じて努力していく。創作は大器晩成!世に出るまで苦しむからこそ、潜在能力が発揮されて伸びていくのだ。だから目先の誘惑に負けずに遠回りして、広い視野から自分の才能を見つめてみよう!

■ほっとで楽しい仲間たち展 濱中応彦(水墨) 尾崎眞吾(イラスト) 高杉紀美子(陶) 2016年5月13日(金)~24日(火) 11:00-19:00(最終日は17:00まで) 定休日 5月18日(水)