王道

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作品の良いかどうかは自分で判断するものではない。作品を観た鑑賞者たちが決めるものだ。ただし、美術の流れは時代と共にどんどん変わっていく。その時に認められても次も同じように評価されるとは限らない。これを言い換えれば美術家は風評に振り回されやすいもの。美術家の一生には数えきれないほどの鑑賞者と出会う。いろんな意見との関わりを避けて通ることはできない。だから流行に乗った表向きの美しさなんて、ひょんなきっかけで狂ってしまう。脆いものだ。そうならない人。自分の作品は何があっても面白いのだと信じて揺るぎない人。99%ダメだと思えても、たった1%の可能性にかけて、創作できる人を美術家だと言うのだと思う。

ところで今現在の臼杵万理実さんはどれくらいのレベルなのか?それはやっぱり鑑賞者が決めるものだ。観た人が自由に感じたまま感想を語ったらいい。実直な言葉は彼女の成長への糧になるだろう。美術家とはめぐり合った人たちに育ててもらう職業。このまま王道を歩んでいこう!